昨日公開しました、はてなダイアリーの実験サイト、http://d2.hatena.ne.jp/にて、今回変更を検討している内容について改めて説明させていただきます。
今回変更を検討している要素は、大きく分けて以下の3つです。
その場編集機能
日記が表示されている画面からそのまま文章を編集することができる機能です。はてなダイアリーではこれまでも、再構築などの処理を省いて編集内容が瞬時に反映される仕組みや、日記が表示されている画面と編集画面のインターフェースを似せることなどで、気軽に何度も編集したり、思いつくままに素早く新しい書き込みができるインターフェースを目指してきました。
本文が表示されているページから直接編集できるようにすることで、編集を行う際の心理的障壁をさらに減らし、思考の速度を妨げない編集インターフェースを実現できないかと考えています。
また、アスタリスク「*」を用いた見出しの作成方法が分かりづらい、という声が初心者の方から多く聞かれ、タイトルと本文の入力欄が備わったわかりやすいインターフェースの提供によって、使い始めた人がすぐに見出しを使ったエントリーを作成できることを同時に実現したいと考えています。
他人のテキストを見ることができる機能
はてなダイアリーについての評価の中で、外部の方からはてな記法などの独自機能があり分かりにくい、といった評価を頂くことがありますが、標準的なWiki記法をベースにしたシンプルなはてな記法は、むしろ文章を書く速度を上げることができ、一度習得していただければ非常に便利なものであると考えています。
その記法を学ぶ方法としては、ヘルプで学習をするといった方法もありますが、他人の日記を見た際に、「これはどうやって書くのだろう」と思った瞬間に書き方を見ることで、より効果的に習得できるのではないかと考えています。
そうしたきっかけを、初心者の方や今後使用を開始される新しいユーザーの方に提供したいという意思のもと、他のユーザーの書いた元のテキストを見ることができる機能を考えています。
なお、<!-- --> を使ってコメントアウトした部分は、他のユーザーには見えません。
h3ヘッダ周りのHTML構造変更
これまではてなダイアリーでは、見出しであるh3要素の中に、
- ■によるリンク
- カテゴリーのリンク
- タイトル
- 時刻
- ブックマーク、スターなどの各種ボタン
を表示してきました。これらを一度整理し、h3はあくまでタイトルが表示され、その他の要素と分けて表示できる機能を考えています。また、「■」という全角文字が無条件に表示されることで多言語化を難しくしていたり、デザイン的な自由度が減るなどの問題を解消できないかと考えています。
この変更の影響で、h3内でリンクが行えない点についてはすでに、タイトル内でリンクが使いたいというご意見を複数頂いております。
なお、これらの機能をご利用いただくには、ブラウザのJavaScript機能を有効にしていただく必要があります。
これら3つの要素については、昨日の発表からさまざまなご意見を頂いておりますので、それぞれについて検討を行い、はてなダイアリー本体（d.hatena.ne.jp）の機能として実装を行うかどうか、行うとすればどのように行うのか、選択性にするのかどうか、などを検討し、1-数週間をかけて実装を行っていきたいと考えています。
引き続きご意見等を頂ければと思います。
