ユーザー登録情報の利用目的、プライバシーポリシーについて

今回登録をお願いしております住所等の個人情報の利用目的について、ご質問を頂いておりますのでお答えさせて頂きます。

はてなでは、これまで「氏名」「郵便番号」「生年月日」「性別」の登録をお願いし、また、利用規約にて正しい情報をご登録いただくようお願いをしてまいりました。
こうしたご登録情報について、はてなのサイト内で第三者に提示されたり、他社に譲渡されたりすることは無く、

  • アンケートはてなに回答する際に年齢や性別を自動判定する
  • こちらからメールでご本人宛にご連絡する際に、氏名を宛名に利用する場合がある
  • ユーザーの全体像を把握するための社内での統計作業

といった用途にのみ利用してまいりました。また、商品の発送を行うはてなダイアリーブックやTシャツ、プレゼントについては、その都度住所をお聞きし、発送を行ってまいりました。(はてなダイアリーブックについては、この情報を印刷会社に送信し、発送を委託しております)

今回登録をお願いしております「住所」の用途につきましてもこれまでと大きくは変わらず、現状で計画しておりますのは、

  • アンケートはてなでの地域による回答者に絞り込み機能
  • 商品発送の際の住所確認の簡略化
  • 地域に応じた広告などの情報の発信(これは性別、年齢等に拡張する可能性がございます)

という範囲のものです。

今回掲載しておりますプライバシーポリシー(プライバシーポリシー改定版(PDFファイル))内におきましても、これまで利用規約第4条「プライバシーについて」(はてな利用規約)に定めておりました利用範囲を拡大するものではなく、同等の内容をより明確に示すために、利用規約からの分離や、各条文の補足を行った内容となっております。

また、関係省庁への個人情報開示の要件についても、サイト開設以降に策定されましたプロバイダ責任法に基づく開示請求項目を追加しておりますが、基本的にこれまでと変更はございません。

ただし、「プライバシーポリシーの解釈の幅が広いため、いかようにも解釈できる」といったご指摘を頂いており、この点については、誤解を避けるためより詳しく明記させて頂く必要を感じておりますので、プライバシーポリシーの再改定について検討させていただきます。

これまでの運用の中で行ってまいりました個人情報の利用以外に、大きく用途を拡大するといった計画は現在無く、今回の情報登録のお願いは、上記に述べました「より正確にユーザー様がどなたなのかを把握する必要があると判断した」という意図によるものです。

この判断を行う際、「ファイルローグ」裁判*1の判決なども参考にしております。この判決では、サービス提供者が著作権侵害行為が想像できたにもかかわらず、利用者の確認を怠ったとされております。

残念ながら、はてな内でも著作権侵害情報など他人の権利を侵害する情報が増加しており、企業として、法律に基づき今後もサービスを提供し続けるには、ユーザーの皆さんに住所と正確な情報の登録をお願いするしかないと判断いたしました。

正確な情報をご登録いただき、企業として正しい姿勢を取ることが、これからも長くサービスを提供し続けるために必要であり、住所登録というお手数をおかけしてでも、長期的には「サービスを持続する」という事により、ユーザーの皆様に報いることができると考えております。

このような説明が事後になり大変申し訳ございませんが、ご理解、ご協力をお願いできればと思います。

どうぞよろしくお願いします。