最近、はてなダイアリーキーワードにつきまして「誤リンクが予想されるキーワードが多数作成されている」「適切でない編集行為が行われているように見受けられる」とのご指摘をいただいております。これまで、このようなご指摘に対して弊社では個別に是非を判断し対応を行っておりました。しかしながら、この問題が個々のキーワードにとどまらないため抜本的な対策が必要と判断し、あらためて、誤リンクが予想されるキーワードの編集ルールにつきまして検討を行いました。
「誤リンク」問題の現状につきまして
キーワードが単語の区切りを誤って別の単語として自動リンクされてしまう、「誤リンク」(いわゆる「誤爆」)に関する問題は、これまでもキーワード編集者の皆さんの間で議論がなされてまいりましたが、最近の評議会(「はてなダイアリーの日記「はてなダイアリー評議会議題5号」http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20051025/1130194731 )の投票では、誤リンクは避けるべきと考える方が多数を占める結果となりました。
しかしながら、誤リンクを避けることを目的として
など、編集ルールが煩雑化する傾向となっており、キーワードの登録や編集の際にこのようなルールに起因するトラブルが発生しているとの複数のご指摘をいただいております。
今後の編集方針につきまして
はてなといたしましては、上記「はてなダイアリーの日記」におきましてもコメントいたしました通り、なるべくたくさんのキーワードが登録され、情報が充実することを目標としておりますため、このような編集ルールの煩雑化は避けたいと考えております。
そして、このような状況につき、あらためて検討いたしました結果、今後は、誤リンクを根拠としてのキーワードへの制限は行わず、システム面での改善により誤リンクのデメリット自体を軽減する施策を取ることが望ましいのではないかという結論に達しました。
誤リンクのデメリットを軽減する施策
現在、誤リンクによるデメリットを軽減する施策については下記のようなものを検討いたしております。
すでに実装済みのもの
キーワードページ「含む日記の一覧」の「全て開く」ボタンの実装により、キーワードがどのような文脈で使用されているかを容易に確認できるようになりました。
その他、キーワード編集システムの改善につきまして
現在、キーワードの自動リンク対象は、はてなダイアリーだけではなく、人力検索はてな、はてなブックマークなど多数のサービスに広がっておりますので、現在のところはてなダイアリー市民にのみ認められている編集権につきましても対象の見直しを検討します。
以上、詳細につきましては実装の際にあらためて正式な告知をさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。