総括

今回の住所登録問題の結論を考えるにあたっては、株式会社はてなが、そもそも何を目的として「はてな」というサイトを運営していくのか、という根本的問題を避けては通れませんでした。

今回の検討をするにあたり、以下の2点が大きな目的であると改めて認識しました。

  • ユーザーに価値あるサービスを提供すること
  • 社会に価値あるサービスを提供すること

利益を最優先する考え方ではなく、ユーザーの皆さんやはてなをご利用頂ける方々に喜んで頂けてこそ、はてなはその存在価値を発揮できると考えています。

多数のユーザーの声を無視し、方針転換を急ぐことは、ユーザーの皆様に価値のあるサービスをご提供することを当初想定していた以上に損なうものであると考えました。

二度に渡って大きな方針転換を行う事になり、ユーザーの皆様に混乱を招き大変申し訳ございません。特に、こちらからのご連絡により住所をご登録頂いた多数のユーザー様に深くお詫び申し上げます。

はてなでは、今回の件を通して、いかにはてなというサービスがたくさんの方々に影響し、また、そうした方々に対しての公共性や常識といった責任を負ったものであるかを改めて自覚しました。

今後、こうした認識を新たにした上で、これまで以上により良いサービスの提供を目指して行きたいと考えています。

どうぞよろしくお願いします。