はてなでは、11月1日にユーザーの住所登録を義務化する方針を打ち出し、住所登録をお願いするご連絡を行いました。
その後、住所登録に関するご意見を多数頂き、11月10日からは大幅な方針転換も視野に入れたパブリックコメント募集期間を設け、23日まで意見募集を行ってまいりました。
今回の住所登録の義務化については、当初の方針を最終的に撤回するという、大幅な方針転換を行う結果となりました。また、11月1日の発表以降、皆様の混乱を招き、はてな全体の雰囲気が変化するほどの大きな問題となりました。
この様な異例の事態を招いた要因は、はてなの、種々の問題に関する認識や取り組み不足が最大の原因であったと考えています。
一方、住所登録の方針発表以降、パブリックコメントなど多数の貴重なご意見を頂いたり、各分野の専門家にも積極的に意見を求める中で、当初の認識になかったご意見を伺うことができました。
以下、今回の住所登録に関連する主な論点それぞれについて、主な意見の概要と、はてなでの検討内容をご報告します。
はてなの対策・見解
はてなの対策・見解
はてなの対策・見解
はてなの対策・見解
今回の住所登録問題の結論を考えるにあたっては、株式会社はてなが、そもそも何を目的として「はてな」というサイトを運営していくのか、という根本的問題を避けては通れませんでした。
今回の検討をするにあたり、以下の2点が大きな目的であると改めて認識しました。
利益を最優先する考え方ではなく、ユーザーの皆さんやはてなをご利用頂ける方々に喜んで頂けてこそ、はてなはその存在価値を発揮できると考えています。
多数のユーザーの声を無視し、方針転換を急ぐことは、ユーザーの皆様に価値のあるサービスをご提供することを当初想定していた以上に損なうものであると考えました。
二度に渡って大きな方針転換を行う事になり、ユーザーの皆様に混乱を招き大変申し訳ございません。特に、こちらからのご連絡により住所をご登録頂いた多数のユーザー様に深くお詫び申し上げます。
はてなでは、今回の件を通して、いかにはてなというサービスがたくさんの方々に影響し、また、そうした方々に対しての公共性や常識といった責任を負ったものであるかを改めて自覚しました。
今後、こうした認識を新たにした上で、これまで以上により良いサービスの提供を目指して行きたいと考えています。
どうぞよろしくお願いします。